今回は私がリクルート企画職から転職を考えていたタイミングで受験し内定を頂いた博報堂について書いてみようと思います。
ご存じの通り大手メーカー営業職→リクルート事業企画職というキャリアだったので純粋なマーケというのは正直経験は薄かったのですが、
事業企画のあるプロジェクトでマーケティングを今後自分の軸足にしたいという思いが芽生えたため受験してみることにしました。
面接対策は何をすればいい?
私が行った面接対策
まずはエージェントに会いましょう。そこからです。
余談ですが私はリクルートエージェントやJAC Recruitment、Bizreach経由で合計30人くらいに会いました。
受験する企業は自分の中である程度決めていた(ベンチャーではなく大企業中心)ため、
エージェントには案件を紹介してもらうことよりも、面接対策やその企業にFitするための職務経歴書の添削をお願いしていました。
且つ、窓口としてのエージェントを経由して、受験企業に精通した営業担当の方も紹介してもらっていました。
その方とは具体的にどういうことを面接で聞かれるのか、募集ポジションにどうすればさらにマッチするように見えるかをアドバイス頂いていました。
こと博報堂の面接においては、一般的な質問以外に下記3つについて考えるべしとアドバイス頂いていました。
1つ目と2つ目はまさに博報堂っぽい(特に2つ目)質問ですね
3つ目はデジタル領域においてまさに広告代理店が直面している課題ですね。
もともとはクリエイティブ領域が差別化ポイントでしたがアクセンチュアがDroga5買収したり、美大生の採用を強化するなど、
コンサルと広告代理店の隔たりは年々薄くなってきてますよね。
実際の面接はどうだった?
案外面接回数は少なく2回だけでした。
一次面接
該当部署の部長級の方と課長級の方。聞かれた質問は下記の通りです。
という極めてオーソドックスな質問でした。
特に3と4は私が事業企画だったのでマーケプランナーへなぜキャリアチェンジするのかという意図での問いでした。
その中で現職のプロジェクトで顧客起点から課題を抽出し、マーケティングやアナリティクスを用いて収益化に成功した事例を添えて説明、アピールしました。
ポイントとしてはやはり実体験に強引にでも結び付けてアピールすることが大切ですね。
現在は私も面接官をしていますがネットから引っ張ってきたような文言は一発でバレますし今回のポジションにフィットしていないのかなと思ってしまいます。
実体験に結び付けて話す、これは鉄則です。
また話すときも冗長にならないようにSTARメソッドを常に意識するようにしましょう。
このテンプレを頭の中で回しながら話すことで簡潔にエピソードのポイントが伝わるようになります。
STAR 面接メソッドは、仕事に関連した課題に対処できるか面接で聞かれた際、最適な回答を行うために役立つテクニックです。「STAR」は、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Results(結果)の頭文字を取ったもので、具体例が含まれた簡潔でわかりやすい回答を準備するのに効果的な方法です。
Indeedキャリアガイド編集部
https://jp.indeed.com/career-advice/interviewing/how-to-use-the-star-interview-response-technique
結果は即日にエージェントから来て、合格です、と。
その際に合格通知だけでなく面接評価も共有してもらえるようにエージェント経由で頼んでみましょう。
次回面接に臨むにあたり、自分がアピールしたいポイントとずれていないか、次回面接で気を付けるべきところは何かを明らかにするためです。
私の場合だと「全体的なバランスが取れており高評価。マーケティングの経験は若干浅いが、現職で結果を出すためのプロセスや情熱は弊社でも間違いなく通用すると思います」
という評価だったので自分のアピール方法としては間違っていないことを確信し、自信をもって次回面接に臨めました。
二次面接
1週間後に該当部署の局長級の方と部長級の方との面接でした。
特段一次面接と内容は変わらなかったものの4を聞かれたときは「キタッーー!!」という感じでした笑
正直、エージェントから事前に聞かされていなければ「マーケティングとは・・・ものを売るための手段ですかね?」くらいしか答えることができなかったと思います。
ただ事前に聞いていたおかげでそれなりの回答はできたかと思っています。
ちなみに何と答えたかというと
「マーケティングそのものが経営戦略に近づいてきていると思っている。なぜなら・・・(実体験を添えて説明)」
そう答えると局長級(ちょっと怖め)の方も頷いていたので内心「勝った!」と思っていました。
ただ具体的なマーケティングの話になると少し言葉に窮することもありました。また逆質問ではその場にいるトップの方に武勇伝を語ってもらうことが効果的、と聞いたので、
「〇〇様の今まででキャリアの中で様々なチャレンジがあられたと思いますが最大のチャレンジはどのようなものだったのか、そしてそれをどう乗り越えたかを教えて頂けますでしょうか」
と質問したところ大変嬉しそうに語って頂けました。そのような感じで終了、正直5分5分という感触でした。
3日後にエージェントから連絡が来てダメだったか・・・と思いましたが、「面接自体は合格でしたが来年度人件費の予算調整をしているところですのでお待ちください」とのこと。
結果、その翌週に無事合格通知を頂くことができました。
同時にGAFA企業も受けており(別途記事作成します)、結果として給与面とポジションへの魅力等々を踏まえ、お断りさせて頂きましたが面接官の方も大変魅力的で素晴らしい会社だと感じました。