異業種/異職種転職攻略

異業種転職3 旅行会社から外資系システム営業

旅行代理店から外資系システム営業

旅行会社から外資系システム営業へ

旅行会社から外資系のシステム営業に転職した時の体験談です。営業職から転職して業界を変えてチャレンジしたり、より良い会社にキャリアアップしたい人の参考になれば幸いです。

無双
無双

知人の転職・異動のストーリーを紹介します。
非ITからIT関連への転職を考える方は多いと思います。ビジネスモデルや必要なスキルが異なるので難しそうな印象がありますが、多少の事前学習と面接時のちょっとしたポイントを抑えることで、問題なく対応できるようになります。
大企業・外資・コンサル・いけてるスタートアップまでキャリアの幅が広がるので、ぜひチャレンジを検討してみてください。

なぜ転職前の会社に入ったか

旅行会社に入社した理由

シンプルに旅行が好きで、旅行を通じて世界の人と関われると思ったからです。仕事柄さまざまな人と関わる仕事だと思い、旅行の楽しさを伝えたり形にできる仕事に興味を持ちました。また大学のサークルでは旅のしおりを作ったりもしており、プランを立てたり形にする仕事も好きだったからです。

旅行会社でのお仕事について

最初は法人の福利厚生や出張、学校の修学旅行先の斡旋営業などの仕事から始まりましたが、理系出身とのこともあり、システム開発の部署に異動になりました。旅行会社は予約システム、ダイナミックプライシングなど様々なシステムを導入しており、そのシステムの開発の主に企画・プロジェクトマネジメントの仕事を任されました。
※ダイナミックプライシング:需要と供給に応じて日やイベント毎に価格を変更する旅行業界や航空業界で用いられる値付けの手法。

プロジェクトマネージャーでの業務は、開発現場全体の管理を行っていて、他部署の方や取引先の方とコミュニケーションも多く取りました。様々な専門職のメンバーをリードする必要があるため、知識にも幅と深さが求められます。日々知識を習得しながら仕事をこなすことで、成長も感じることができました。

■なぜ転職しようと思ったか

会社の業務について

コロナによる影響で会社の業績が悪化、転職を考え出しました。また仮にコロナがなかったとしても、旅行代理店の店頭販売による営業主体のビジネスモデルから、じゃらんなどのWebメディア経由のオンライン予約が拡大してきており、旅行代理店業の存在意義が薄れつつあり、旅行業界の中でも成長する事業に携わっていきたいと思うようになりました。

会社の待遇について

飲み会で大学のサークル同期と話した際、外資系の保険営業職として働き20代にも関わらず1000万以上の収入があると聞きました。羨ましさを感じると同時に、『同じバックボーンなのだから、自分にも同水準の収入を得られるキャリアを築けるのではないか』と、現職で働き続けることを疑問視するようになり、その同期の勧めもあって、転職について本格的に考えてみようと思い立ちました。

転職のためにどういう経験を積んだか

営業職とシステム企画と2つの経験があり、どの方向性で転職するか考えたときに、営業×システム開発の双方の経験を活かせるITベンダーやグローバルSaaSなどが向いていると感じたため、エージェント経由で探しました。ただ今までのシステム関連といっても企画とプロジェクトマネジメントしか経験がなく実務をやってきたわけではないので、IT分野の勉強が必要だと感じました。
そのため、転職活動を進めながら知識の習得に取り組み始めました。

学習方法はインターネットを使い、オンラインでの勉強会やYoutubeで勉強をしたり、転職系の学習サービスなどを使って勉強を行いました。期間も転職活動を意識しながら短期間で集中して取り組むことが大事だと思っています。

具体的には・・

IT系のスキルアップに向けたオンライン学習

Tech Play

情報システム部門にいながら、転職に向けてスキルアップできそうな、下記のIT勉強会のサイトを見つけ、転職を成功させるために自己学習を行いました。

Tech Play

しまぶーのIT大学(Youtube)

Youtubeでも専門的な情報が様々発信されています。現役で仕事をしているエンジニアから、仕事に活かせる知識をインプットできます。イベント開催の告知もされており、積極的に足を運ぶようにしました。などを開催しているサイトです。

しまぶーのIT大学

GCP資格取得

GCPは、Googleによるクラウドコンピューティングサービスの略であり、この知識やスキルを示すために資格をとることで転職でのアピールにつながります。ただインプットを続けているのも知識・スキルがついた実感を持ちにくかったので、こういった認定試験を通じて、実践力を備えていこうと動きました。

GCP

面接でどうアピールしたか

システム開発×英語力×営業力」でアピールをしていきました。旅行会社での仕事でのシステムの知識や身に付けた英語力また、営業の経験を組み合わせることで新たな転職先を探していきました。

商材としてシステムを扱う前提での面接でしたので、前職がITの人は多い印象でした。当然、旅行業界出身の自分は知識やスキルは他の候補者に劣ると思っていたので、逆に営業でのエピソードを膨らませることで差別化を図りました。
IT出身の方は、専門的な知識や技術でのアピールが多い印象でしたので、差別化としてそのシステムを使った時の顧客への価値提供やメリットを説明することが得意だとアピールをしました。

システムの仕事の経験もあって、自学で身に着けたものも含めて知識やスキルを持ちながらも、顧客にとってわかりやすい説明を心掛けることでお役に立てるとアピールすることで、27歳で外資系ITベンダーへ採用が決まりました。

実際転職してみてどうか

職場の環境について

年収は550万スタートで適度に上司からの指示が英語で飛んでくるくらいで、基本の仕事のコミュニケーションは日本語で行っています。
職場としては心地よく働けています。外資系といえど営業職なので正直そこまで英語は使わないです笑。ただ日系企業と比較すると圧倒的に効率的な仕事の進め方なので理系人間の自分にはとっては心地よいです。年収も2年目で650万に上がりましたのでここからさらに期待をもっていて頑張っていこうと思っています。

働き方について

働いてみてやっぱり営業は汎用的なスキルだと思いました。もちろんシステムやITの基礎知識は必要ですが、組織攻略のためにどの人から攻めるかとか何を提案すればいいかとというのは旅行会社で学んだ知識やスキルが役に立っています。
クライアントにどう提案するのかなどのプロセスは全く一緒ですし、自学の効果もあって扱う商品もスムーズに理解できたので、仕事に入りやすかったです。

■転職活動を振りかえって(まとめ)

今回の転職では、営業の経験をアピールしながらも、営業以外のシステムの知識なども必要であり、スキルを組み合わせることで自分の強みや経験をいかせる転職につながると感じました。ぜひ記事を参考にしてみて下さい。

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