キャリア選考体験記

選考体験記 NHK①

転職面接の緊張と期待が交錯する中、N.Kさんの面接の一部始終をお送りします。26歳で上智大学経済学部を卒業し、政府系金融機関での実績豊富なキャリアを持つ彼が、なぜNHKを新たな職場として選び、どのように自分のこれまでの経験を活かして貢献できると考えているのか。面接官との対話を通じて、N.Kさんの志望動機、専門性の活用方法、そしてNHKでのキャリア展望について深く掘り下げます。また、彼が面接後に感じたこと、コミュニケーションの重要性、そして自身の成長への反映についても語られています。この記事は、転職を考える多くの人々にとって、面接の準備と自己表現の重要性を再認識させる内容となっています。

NHKの概要

正式名称日本放送協会(にっぽんほうそうきょうかい NIPPON HOSO KYOKAI)
略称NHK(エヌ・エイチ・ケイ)
英語名称Japan Broadcasting Corporation
会長稲葉 延雄(いなば のぶお)
設立昭和25(1950)年6月1日 ※放送法に基づく日本放送協会の設立日
放送センター(本部)所在地〒150-8001 東京都渋谷区神南2-2-1
NHKふれあいセンター0570-066-066(放送番組関連)0570-077-077(受信料関連)0570-00-3434(受信相談)
受信契約の受付0120-151515
放送局所在地東京・渋谷と全国の道府県庁所在地などに計54局
海外総支局等全世界に計29の取材拠点
職員数1万343人(2022年度)
業務内容・国内放送(総合テレビ Eテレ BS BSプレミアム4K BS8K ラジオ第1 ラジオ第2 FM)※BS103ch(旧BSプレミアム)は3月末で停波します・放送と受信の進歩発達に必要な調査研究・国際放送・その他、放送法に定められた業務

中途採用フロー

(1) 書類選考

  • 応募いただいたエントリーシートにより、書類選考を行います。
  • 書類選考結果は、応募の翌月末までに「マイページ」で発表します。
  • 書類選考通過者には、応募の翌月末までに、選考結果と今後のスケジュール等を連絡します。

(2) 一次試験(面接・適性検査)

  • 書類選考通過者を対象に、面接と適性検査を行います。

一次面接

WEBで行います。

適性検査

WEBで受検していただきます。詳細は書類選考通過者に連絡いたします。

(3) 二次試験(面接等)

  • 一次試験通過者を対象に、WEBで面接等を行います。
  • 面接等を複数回実施することがあります。

(4) 三次試験(面接)

二次試験通過者を対象に、面接を行います。
【会場】東京

面接内容(特定を避けるため抽象化しています)

応募者プロフィール

N.Kさん

年齢: 26歳

学歴: 上智大学 経済学部

職歴:政府系金融機関

家族: 独身

年収: 650万円

面接内容

面接官:本日はお越しいただき、ありがとうございます。まずは、簡単に自己紹介をお願いできますか?

応募者:はい、ありがとうございます。私は上智大学経済学部を卒業後、政府系金融機関に就職しました。現在26歳、独身で年収は650万円です。これまでのキャリアで、地方創生投資ファンドの立ち上げ、グリーンエネルギー投資プログラム、ソーシャルインパクトボンドの開発、スタートアップアクセラレータープログラム、フィンテックイノベーションイニシアティブなど、多岐にわたるプロジェクトを経験してきました。特に地方創生投資ファンドでは、地域経済の活性化を目指し、5億円のファンドを立ち上げ、10以上の中小企業に投資し、平均20%の成長を促しました。このような経験を通じて、地域経済の特性を深く理解し、成長潜在力のある企業を選定する能力を身につけました。

面接官:非常に印象的な経歴ですね。NHKへの応募動機を教えてください。

応募者:NHKは公共性の高いコンテンツを通じて、社会に大きな影響を与えています。特に、私がこれまで関わってきた地方創生やエネルギー問題などの社会的課題に対するNHKのアプローチに深い関心を持っています。私は、自らの経験を活かして、NHKが提供する情報の質と影響力をさらに高めることができると考えており、そのためにはNHKでのキャリアが最適だと感じました。また、私の強みであるプロジェクトマネジメントやデータ分析のスキルを用いて、NHKの様々な事業に貢献できると確信しています。

面接官:あなたの専門性がNHKでどのように活かせると考えますか?

応募者:私の専門性は、データ分析、プロジェクトマネジメント、そして戦略的な投資判断にあります。例えば、グリーンエネルギー投資プログラムでは、市場調査から始め、太陽光発電プロジェクトに2億円を投資し、初年度で10%の投資収益率を達成しました。このプロセスで培った分析力と戦略立案能力は、NHKのコンテンツ開発や新しいビジネスモデルの検討において非常に役立つと考えています。また、スタートアップアクセラレータープログラムでの経験は、NHKのデジタルイノベーションや新規事業開発において、私が直接貢献できる分野だと感じています。

面接官:過去に取り組んだプロジェクトで、特に印象に

残っている経験はありますか?

応募者:はい、ソーシャルインパクトボンドの開発プロジェクトです。このプロジェクトでは、教育格差の解消を目指し、非営利団体と連携して新しい投資モデルを開発しました。具体的には、3億円の資金を集め、低所得家庭の子どもたちに対する教育プログラムに投資しました。このプログラムは2年間で5,000人以上の子供たちに利益をもたらし、その成果は地方自治体からも高く評価されました。この経験から、社会的課題への取り組みとそれに対する測定可能な成果の重要性を学びました。このような視点は、NHKの公共性と社会貢献の理念にも通じるものがあり、私がNHKで果たすことができる役割に大きな意味を持つと考えています。

面接官:チームプロジェクトでのご自身の役割についてもう少し詳しく教えていただけますか?

応募者:チームプロジェクトでは、主にリーダーまたはキーメンバーとして参加してきました。例えば、フィンテックイノベーションイニシアティブでは、5人のチームで新しい支払いシステムの開発に取り組みました。このプロジェクトで私は、市場調査から事業計画の策定、パートナーシップの構築まで、幅広い役割を担いました。特に重要だったのは、異なるバックグラウンドを持つチームメンバー間での効果的なコミュニケーションと、共通の目標に向かって各自の強みを活かすことでした。この経験は、NHKの多様なチームでの仕事においても、私が貢献できる重要なスキルだと考えています。

面接官:非常に興味深いですね。NHKでのキャリア展望についてお聞かせください。

応募者:NHKでのキャリアを通じて、まずは私の専門知識と経験を生かして具体的なプロジェクトに貢献し、NHKのサービスの質を高めることを目指しています。中長期的には、公共メディアとしてのNHKの役割を深く理解し、その理念に沿った新しい事業やサービスの企画・開発に携わりたいと考えています。また、将来的には経営戦略や事業開発の分野でリーダーシップを発揮し、NHKのさらなる成長に貢献できるようなポジションを目指しています。

面接官:あなたのビジョンと情熱は非常に感銘的です。質問は以上ですが、何か聞きたいことはありますか?

応募者:はい、NHKで働く上で最もやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?また、NHKが直面してい

る最大の課題と、それにどのように取り組んでいるかについてもお聞きしたいです。

面接官:それは素晴らしい質問ですね。NHKでのやりがいは…【NHKのやりがいや課題に関する説明】。

応募者:詳細なご説明、ありがとうございました。これからのNHKでのキャリアについて、さらに楽しみにしています。本日はこのような機会をいただき、ありがとうございました。

面接官:こちらこそ、今日はお越しいただきありがとうございました。選考の結果については、改めてご連絡させていただきます。

終わっての感想と対策

面接が終わってみて、本当に良い経験だったなと思います。面接官の方がすごく話しやすい雰囲気を作ってくださって、緊張することなく自分の思いや経験を伝えることができました。

コミュニケーション面で特に心掛けたのは、自分の話ばかりをするんじゃなくて、面接官の質問や反応にきちんと耳を傾けること。それによって、会話が一方通行にならずに、双方向のやり取りができたと思っています。特に、自分が過去に取り組んだプロジェクトの話をするときは、ただの事実の羅列にならないように、その背景や自分がどんな役割を果たしたのか、どんな成果があったのかという点を具体的に伝えるように心掛けました。

また、面接官の方が話されるNHKの現状や課題についても、ただ聞くだけじゃなくて、それに対して自分なりの意見や考えを述べるようにしました。これが、自分がこの組織に真剣に関心を持っていることを伝える良い機会だと思ったからです。

振り返ってみると、もう少し自分の専門性やスキルを活かした具体的な提案をすることができればよかったかなとも思います。面接中は時間や緊張の関係で、その場その場で最適な言葉が見つからないこともありましたが、全体的には自分らしさを出しながら、NHKでどう貢献できるかを伝えることができたと感じています。

今回の面接を通して、自分自身のコミュニケーションスキルにもっと自信を持てるようになりました。また、どんな質問にも柔軟に対応できるように、さらに幅広い知識や経験を積んでいきたいと思います。次の機会があれば、もっと深く、具体的な提案ができるように準備しておきたいですね。

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